フランスの3列SUV プジョー 5008 を見てきた！！その2

前回記事

フランスの3列SUV プジョー 5008 を見てきた！！

の続きです。

ではプジョー5008のエクステリア、1列目について見てみました。

今回は引き続き2列目より後ろを見ていきたいと思います。

果たして3列目は使えるのか？？

2列目

5008もボルボXC90同様3席独立シートになっています。

足元は広々ですね。

1列目シートバックには折り畳み式のテーブルが付いているので軽い物でしたら乗せられます。

リクライニングはこれくらい。

余り倒れませんね。。。

これはフロントシートの下側をのぞき込んだ画像です。

ここのスペースが余り広くないので2列目に座った際に足をそれ程滑り込ませることが出来ません。

2列目までしか乗っていない時は足元広々なので問題無しなのですが

3列目に人を乗せた時にこれが響いてきます。（詳しくは後ほど）

5008はAWDの設定が有りません。（本国でも）

その為センタートンネルを作る必要もないので足元はフラットです。

ちょっと気になったのがシートのレールです。

これちょっとむき出し過ぎではないでしょうか？

ちょっと安っぽく見えてしまい個人的にはテンションダウンポイントでした。

パノラミックサンルーフのシェードを開けて下から撮ってみました。

これは良いですね。

奥に街路樹が有ってちょうど癒される感じになってますｗ

CR-Vのサンルーフは2列目中ほどまであって広いと感じましたが

これは2列目後ろ辺りまであってさらに広いです。

これは開放感が有って気持ちよさそうです。

ただ。。。

ですがシェードが板ではなくスウェットの様な伸縮性の有る布です。

シェードを閉めても明かりが透けています。

車内が暗くなるのを防ぐためにこうしているのかもしれませんが

日本の夏でこれはちょっと暑くて大変そうです。

3列目

お待ちかね、3列目を見てみましょう。

先に結論を言います。

おもちゃみたいで完全にエマージェンシーレベル

でした。

ホイールベースが結構長くて期待していたのですがちょっと残念でした。

2列目を一番後ろに下げた時の3列目足元です。

この状態で乗る事は出来ないので2列目を前に出して乗る事になりますね。

もうすこしアップで。

CR-Vと同じで座面の先に角ばった出っ張りがありますね。

これは何でしょうかね。

また、2列目シート下をのぞき込んだ時もそうでしたが

このシートとシートの間もうちょっと何とかならなかったのでしょうか。

見える必要のないものがいろいろむき出しになっています。

CX-8よりプラス100万出してこの内装はちょっと。。。となってしまいました。

これは3列目の運転席側のサイドです。

肘掛けとドリンクホルダーが付いています。

これが助手席側です。

こちらには肘掛けとドリンクホルダーが有りません。

3列目のサイドの広さを確保する為かとも思いましたがシート2つが助手席側に

オフセットしているという事も無く中央に設置されていので単純にコストダウンでしょうか。

3列目助手席側の窓の辺りに12Vシガーソケットが1個付いています。

3列目運転席側の天井にはシートベルトが付いていました。

2列目中央の席用ですかね。

画像ではぶら下がっていますがマグネットになっているので天井にぴったりくっつけることが出来ます。

シートの観察はこれくらいにして乗り込んでみます。

右側は2列目シートを一番前まで出した状態

左側は3列目に座るにはこれくらいのスペースは欲しいという所まで前に出した状態です。

2列目シートの下にそれ程隙間が無いためつま先を滑り込ませることが出来ないので

結構前に出す必要が有りそうです。

先ほどの画像の右側シートの状態を外から見てみると2列目はこんな感じになります。

これは結構しんどいです。

しかも、1列目シートの下側も隙間が無いためつま先を滑り込ませることが出来ず

2列目の足元が身動きできなくなって長時間座っているのは厳しそうです。

また折り畳み式のテーブルが意外に厚みが有るので

この状態だとそれがさらに圧迫感を増して快適性を損なう事になってしまっています。

運転席側だけ一番後ろまで下げてみました。

3列目に人が乗る際はこれだけ前に出す必要が有ります。

一通り見てみてCR-Vと同レベルかも、もしかするとそれよりもエマージェンシー用かもしれません。

ラゲッジ

最後にラゲッジを見てみましょう。

電動テールゲートでハンズフリーも可能です。

3列目を床下に格納した状態です。

5008の3列目はラゲッジの床下にしまう事が出来るので完全にフラットなラゲッジになります。

さすが広々ですね。

2列目シートバックの下の方に板がついているのでそれを倒せば

2列目シートとラゲッジの隙間を塞ぐことが出来るようです。

またこの車の最大の特徴として3列目シートを取り外すことが出来ます。

動画で撮り忘れてしまったのですが公式に動画が有るので見てみてください。

これによってラゲッジの容量を増やすことが出来るという事ですが

それ程めちゃくちゃ増える訳でも無いので本当に必要だったのか疑問に感じました。

それよりもこのギミックが無ければ3列目シートももっとしっかりしたものに出来たのでは？

と素人考えですが思ってしまいました。

3列目を出した状態。

ゴルフバッグを積むのはちょっと厳しそうです。

右端の窪みについている仕切りがもし外れるのであればいけるかも。（ここは未確認でした）

もう少し近づいてみます。

やはり3列目シートヒンジの辺りの樹脂がちょっと気になりますね。

3列目のシートベルトに何か丸い物が付いていました。

壁に近づけると先ほどの丸い物が引っ付きました。

マグネットで固定できるようになっていました。

軽く試乗してみて

最後に簡単に試乗した時の感想を。

CX-8と同じディーゼルエンジンでスペック的にはやや劣りますが

5008　177ps/400Nm

CX-8　190ps/450Nm

軽い街乗りでは違いを感じるほど踏み込めませんｗ

CX-8のフィーリングとの違いとして気になったのは

超低速（クリープ＋α）で力が余り出ず少し踏み込まないと進まない点です。

慣れればどうという事は無いと思いますが私は結構駐車場とかで

クリープの速度で微調整したりするのでこれはちょっとマイナスポイントでした。

乗り心地としてはCX-8よりはCX-5に近い固さの様に感じました。

この車はハンドル径が小さいのでハンドルを持った時に結構スポーティな気分になれるので

これは結構好きなポイントでした。

この車は買い？

特徴的なデザイン、大きなパノラミックサンルーフが気に入れば買いだと思います。

残念ながら3列目はエマージェンシーレベルでしたので5人乗り＋広い荷室としての使い方が

メインとなると思います。

この車をチョイスする際はぜひ3列目もしっかりチェックするようにしましょう。

また動画もアップしましたのでこちらも合わせてご覧ください。

写真だけでは伝わり切らない車内空間の広さ等感じやすいと思います。

いかがでしたでしょうか。

個人的にはDS7 CROSSBACKと同じでデザインで買う車かな、という印象でした。

他の方とあまり被りたくない人には響く車かなと思います。

気になった方はぜひ試乗に行ってみてください。

この記事が皆さんの車選びの参考になれば幸いです。