今回はディーゼルエンジンモデルの前年モデルとの価格差について
装備も含めて詳しく掘り下げてみます。
全グレードカタログの価格は値上がりしてしまいましたが
なぜ値上がりしたのか?
それが納得できるか?
という観点で見てみたいと思います。
CX-8 年次改良前(2017)のおさらい
まずは年次改良前の価格のおさらいです。
前回の記事にもまとめましたが改めて載せておきます。
グレード | 駆動方式 | 価格(税込) |
XD | 2WD | 3,196,800 |
XD | 4WD | 3,429,000 |
XD PROACTIVE | 2WD | 3,537,000 |
XD PROACTIVE | 4WD | 3,769,200 |
XD L Package | 2WD | 3,958,200 |
XD L Package | 4WD | 4,190,400 |
XD無印は装備もいろいろ簡略化されていましたが約320万という魅力的な価格となっていました。
CX-8 年次改良後(2018)を見てみる
ここからは各グレード毎に見ていきます。
XD
駆動方式 | 2017価格(税込) | 2018価格(税込) | 差額 |
2WD | 3,196,800 | 設定なし | - |
4WD | 3,429,000 | 3,607,200 | 178,200 |
XDは2WD仕様が無くなってしまったので4WD使用のみ比較します。
差額は「¥178,200」
装備面で見ると2017モデルMOPのセーフティクルーズ・パッケージ(MRCC等が含まれている)の
「¥118,800」が標準装備に
残りの「¥59,400」は価格に表れてこない標準装備の増加分です。
分かりやすい変更点としては
・GVCがバージョンアップしてGVC Plusに
・Apple CarPlay/Android Autoに対応
と言ったところでしょうか。
海外だとApple CarPlay/Android Auto追加キットがあり後付けが出来るようで
これの値段が3万~5万位のようなのでそれを考えると割と理解できる値上げと考えられます。
残念ながらアダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)は付かず
ハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)のままとなりました。
XD無印用にHBCを作るなら全部ALHにしてしまった方がコスト下げられそうな気もしますが。。。
あと3列目のシート生地が2列目と異なるのもそのままの様です。
XD PROACTIVE
駆動方式 | 2017価格(税込) | 2018価格(税込) | 差額 |
2WD | 3,537,000 | 3,693,600 | 156,600 |
4WD | 3,769,200 | 3,925,800 | 156,600 |
PROACTIVEは2WD、4WD共に「¥156,600」の値上がりとなっています。
改良前ではMOPだった
・360°ビュー・モニター+フロントパーキングセンサー(¥43,200)
・CD/DVDプレーヤー+地デジチューナー(¥32,400)
が標準装備となりました。()内は2017モデルでの価格。
値上がり価格から引いてみると「¥81,000」が標準装備追加分になります。
PROACTIVEではXD無印でも挙げた2点に加えて
・IRカットガラス(フロントガラス/フロントドア)
・リアドアウインドーサンシェード
が追加になっています。
無印の値上げ分「¥59,400」を引いてみると「¥21,600」となりますが
IRカットガラスとサンシェードがこの値段で手に入ると考えるとかなりお得な気がしますね。
XD L Package
駆動方式 | 2017価格(税込) | 2018価格(税込) | 差額 |
2WD | 3,958,200 | 4,228,200 | 270,000 |
4WD | 4,190,400 | 4,460,400 | 270,000 |
最後にL Packageですがこのグレードだけ「¥270,000」と大幅に値上げとなっています。
PROACTIVE同様標準装備となった360°ビューモニター、CD/DVDプレーヤーに加えて
Boseが標準装備となりました。(ただし外す事可能(-¥81,000))
これらの金額を合計すると「¥156,600」となりL Packageの標準装備追加分は
「¥113,400」となります。
L Packageもまた無印、PROACTIVE同様GVC Plus、ACP/AA対応なので
「¥59,400」を引いてみると「¥54,000」になりました。
(無印に今回機能追加されたけどL Packageではもともと標準機能もあるのであくまで参考)
L Packageの標準装備追加としては
・IRカットガラス(フロントガラス/フロントドア)
・運転席/助手席シートベンチレーション
・7インチマルチスピードメーター(TFTカラー)
・自動防眩ルームミラー(フレームレス)
サンシェードは2017モデルから標準だったのでここには表れてきません。
一番大きいのはやはりシートベンチレーションですね。
先日のアテンザの改良から登場したこの機能、夏の暑い時に活躍する事間違いなしです。
これらの機能が追加されて5万ちょっとであればこちらもPROACTIVE同様お得に感じますね。
CX-8 の値上げは納得できる?
こうやって一つ一つ変更点をしっかり見てみると値段は上がっていますが
どれもかなりお得に機能が追加されている様に感じました。
とにかく安くディーゼルエンジンモデルを手に入れたいという方にとっては痛い値上げですが
機能性を求める方にはかなり魅力的な年次改良になっているのではないでしょうか。
今回はディーゼルエンジンモデルに絞って見てみましたが
ガソリンエンジンも含めて考えるとさらに複雑になって
どれが自分にとってベストか分からなくなってしまいそうです(汗
実はそうやってカタログとにらめっこして悩んでいるのが楽しかったりするんですけどねw
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